マフラーを変えてみよう編
1:給排気チューンは基本??
180SXというよりはSR20DETをチューニングしていきます。そうなると真っ先に思い当たるのがやはりマフラーでしょう。SR20DETは意外と知らない人が多いのですが、直4レイアウトのレシプロエンジンとしては非常に排圧が高い部類に入ります。同じ直4のエンジンとしてはホンダの名機B16Aやトヨタの4AG/3S-GTEがありますがこれらと比べてSRは何が違うのか。
今でこそ珍しくもありませんが、SRが設計された昭和当時、普通のエンジンには強度が必要で鋳鉄製ブロックを使うことが常識。一部NSXだとか高級車の一部にアルミブロックが生まれつつありましたが、SRは軽量化とコスト削減を狙ってアルミブロックを採用しました。
チューニングをしていく上でここが重要なポイントになりますので覚えておいてください。
加えて、4気筒独立ダイレクトイグニッションや大型のターボなでにより、ハイパワーであるということです。これは直列4気筒エンジンの純正採用限界とも言えるようなパワーを搾り出す為にメーカーではかなり切り詰めて作ってあります。現代でもこの程度の排気量で200psエンジンはあまり無いです。
(エボやインプレッサの280PSも4気筒ですが、あれは化け物エンジンです)
大型のタービンと最適化された燃焼効率によってSR20DETでは排圧が高くなっているのです。そうなると、その排圧を逃がしてあげる為の出口をちゃんと作らなければなりません。そこでマフラーの交換になるわけです。
ホンダのB16AやタイプRと呼ばれるモデルは既にそのことを考えて構造を作ってあるのでかなり効率の良いマフラーが搭載されています。しかし、それをSR20DETで施すと排圧の影響で非常に大きな音になってしまいます。それを純正として採用するわけにも行かず、日産ではノーマルのポテンシャルを封印した状態で発売しているのです。これは180SXだけにいえることではなく、日産の車すべてそうなんです。技術の日産とはそういう所以があります。(つまり、技術先行)
そこで、チューニングにはまずマフラーを交換することでエンジンが持つ本当の力を出してあげましょう。
CA18DETの方はまず最初にエンジンのコンディションチェックが最優先です。マフラーを変えるだけでもブローするようなエンジンがごろごろしていますのでそこをやってください。それが終わればSRとほぼ同じです。
ただし、SRと大きく違いエンジン自体にに強度があります。ただし古いということです。1800ccなのでSRのようなパワーに振ったエンジンチューニングはSRとは別のノウハウが存在します。特にゼロヨンなどで競技する車にとってはSRよりもCAのほうが最適といえるかもしれません。なお、排圧に関してはSRよりも少ないです。それは全体的な排気量の問題と構造的にそれほど無理をしているエンジンではないためです。ある意味これはこれで完成されているとも言いますね。コスト的にはあまりよくないエンジンだったのですぐに消えてしまったエンジンではありますけど。
2:180SXにあうマフラーってどれ?
180SX用マフラーは各メーカーからはたくさんの種類が発売されています。となると、一体どのマフラーを選べばよいのでしょうか。
まず、使用する用途を考えましょう。
確かにマフラーを変えることで力の封印を解除することができますが、解除するところを考えてください。すべてを解除するには直管とよばれるマフラーが必要です。これはその名のとおりエンジンからの排気ガスを直に大気へ放出する方法です。しかし、この場合だと音がうるさいだけでなく、完全に違法です。音の保安基準をオーバーするし、汚い排ガスを開放するのですから仕方ありませんね。
そこで、私的には「とりあえずエンジンの力を発揮できる程度のマフラー選び」というところに概念をおいて選びます。しかし、ここにもまだ種類がありまして、保安基準適合と車検対応の違いです。両方ともに車検に通りますので法律上は問題ありません。しかし、この両者の音の大きさは大きく、保安基準適合は室内の音楽が聞こえない程度の音になります。対し車検対応は純正にプラスアルファという感じの音にとどまります。
音を重視するのであれば保安基準適合のマフラーを購入してください。また、市街地などでの音は気になるんだけど排圧は逃したいという人は車検対応を選んでください。確かに車検対応は排圧の逃し方が保安基準ほどではありませんが、それでも十分だと思います。ただし、その先のチューニングをしていく面では不十分です。とりあえず給排気チューニングだけという人には車検対応をお勧めしますが、その先も考えている人は保安基準を選んでください。
さて、基準が決まったところで実際にメーカーを選びましょう。といっても星の数ほどのマフラーがあります。SRユーザーが悩む点はまずここでしょう。これは実際に使っている人に聞くとかしたほうが確実ですが、そんな環境に恵まれた人は少ないでしょうから、私なりにいくつか紹介させていただきます。
保安基準適合のもの
HKS:サイレントハイパワーマフラー、サイレンサーをつけなくてもJASMA基準適合。悪くも無く飛びぬけて良くもないところが自慢です。ルックス的にも120φですので迫力もあり、車庫との兼ね合いも意外と良好です。サイレンサーもありますのでさらに静かにすることが可能です。タービン交換ぐらいまで対応できるスペックですが、そこまで考えると静かなマフラーになります。
ブリッツ:リアライズTT、最近人気が高いマフラーです。砲弾型ではなく、楕円タイコですがその分大きく抜けもよいようです。昨今は音量規制がシビアですので、こういう選択もいいと思います。
車検対応のもの
アペックス:スーパーメガホン、純正並みの精度で作られたマフラーで車検対応ではもっとも静かです。それでいて何年経ってもその効果が薄れないという純正顔負けのマフラーです。排圧も意外と流すのでブーストアップ以降も対応。抜けは意外によいのでタービン交換ぐらいまではいけるとおもいますが、音の迫力がかけるため・・・(笑)
2006/07/22追記:生産完了になりました(泣)後継のエボリューションには180SXターボ用の設定がありません(号泣)管理人の私も次期に・・・と考えていただけに残念です。
NISMO:ヴェルディナ、日産のレース屋さんが作っているマフラーですので性能はすばらしく、高度なチューニングにも対応した珍しい車検対応マフラーです。ただ、少し値段が高いのがつらいですね。
2006/07/22追記:生産完了です(号泣)
180SX用マフラーはどんどん生産終了になってきています。悲しい・・・
3:マフラーを自分で変えてみる
保安基準の改定で車検が非常に簡単になりました。そこで、大きく変わったのが、指定部品であれば重要保安部品ですらも自分でメンテナンスできるということです。別にマフラーは重要保安部品ではありませんが、意外と簡単な作業ですのでやってみてはいかがでしょうか?
180SXの場合、注意しなくてはいけないのが触媒後のスタットボルトのネジ切りです。非常にもろいだけでなく、高温にさらされていた部品ですのでちょっとしたことで折れます。しかし、これはCRCを吹くなどしてやれば簡単に外せます。詳しい変え方はマフラーに付属している説明書を見ながらやってください。なお、車載のパンタジャッキでは無理です。最低でも安価でもいいのでガレージジャッキとウマ4つ買ってください。
マフラー交換時にジャッキアップするのはデフケースの前です。ウマはジャッキアップポイントにかけてください。ちなみにこれ以外のところに力をかけると確実にへこみますので注意!へこますと二度と戻りません。私の車はそうやって・・・(泣)
さてさて、マフラー交換はもうしてあるぜ!んなもんしってるよ!というかたがた
だったらタービンアウトレットとフロントパイプはちゃんと変わってますか?マフラーの効果を最大限に生かすにはこの二つの交換が必要です。ここがそろって初めてマフラー系の完結です。
タービンアウトレットはブースト発生時の逃げを滞りなくすることで排圧の上昇を抑えます。フロントパイプの同様に排圧を下げる効果があります。排圧を下げればタービンがストレス無く回りますので、ブーストも気持ち上がります。
エキマニ・・・エキゾーストマニホールドの交換はこの程度の段階ではまったく必要ありません。
純正のままでいろんな意味でよいと思いますよ。
エアクリーナー交換編
1:エアクリーナーの交換とは?
マフラーを交換したら次はエアクリーナーを交換してあげましょう。これを交換することでチューニングカーらしくなりますよ。さて、ではなぜエアクリーナーを交換するのでしょうか。その答えは自分を考えてください。
人間の体は動くとおなかが減ります。これと同じようにエンジンもマフラーによって効率よく動くと燃料となる空気とガソリンをたくさん必要とします。ガソリン関係は純正でもある程度までは考慮してあるのでとりあえず空気をどうにかしましょう。特に180SXはターボ車ですから普通の車よりも空気を必要とします。しかし、純正ではエンジンの保護を最重要としてダストの集塵が目的ので純正のエアクリーナーは吸気に関しては効率が良くありません。そこで交換してあげるわけです。
しかし、そうなるとダストが心配ですよね。しかしそれはチューンドカーとして割り切ってください。ちゃんとしたメンテナンスをしていればそれほど気にすることもありません。それに各メーカーもそれに一番気を使っていますので問題ありません。それよりも交換することによってパワーアップすることのほうがとっても魅力的です。
2:どんなエアクリーナがあるの?
さて、早速エアクリーナーを交換したいのですが、ここでまた問題です。エアクリーナーにもいろんな種類があります。その中でもっともお手軽のなのは純正交換タイプのエアクリーナーです。純正のエアクリーナーBOXをつかって効率の良いフィルターを設置します。この方法だと、工具を使っていじる必要が無く、いじれない人でも意外と簡単に交換ができるので良いです。しかもこのエアクリーナーでもかなりのチューニングが可能です。実際にこの方法でサーキットを走る人も多いので意外と信頼できる方法です。
私の経験によると、社外エアクリ交換はかなりドレスアップ的要素が高いようです。絶対的な吸気効率や吸気温度などを調べてみると純正交換タイプのほうが優れた数値を出します。パワー的にも結果はあまり変化がないのでエンジンを本当に大事にしたい人は純正交換タイプを選択しましょう。
しかし、やっぱりエアクリーナーを全部交換したほうがチューンドっぽくなってかっこいいです(爆)
そこでいろんなパーツが出回っています。では180SXにあうエアクリーナーを紹介しましょう。
HKS:スーパーパワーフロー、これは俗にキノコ型エアクリーナーと呼ばれるもので、スポンジで集塵し吸気効率を高めています。エアクリーナーとしてはもっとも吸気するタイプですが、スポンジが湿式と呼ばれるものですので定期的な交換が必要です。
アペックス:パワーインテーク、これは三角の形をしたもので、紙のフィルターで集塵し吸気します。紙製のフィルターですので集塵力も高く、吸気効率も良いという至れり尽せりのエアクリーナーです。しかし、そのため取り付けが難しく、フィルターの交換が難しいので初心者には難しいです。しかし、汚れるのもそれほど速くないので1年に一回程度の交換で大丈夫でしょう。
ブリッツ:SUSパワー、このクリーナーはステンレス製のフィルターで集塵します。吸気効率は高く、ステンレス製なので洗えば使えるといった半永久的な使い方が可能です。しかし、集塵能力は他社と比較すると悪く、エンジンに入ってしまうので大事にしたい人には向かないかもしれません。
トラストは・・・お勧めできません。理由を知りたい方は掲示板のほうへ質問どうぞ
3:エアクリーナーを交換すると…
エアクリーナーを交換すると、吸気効率が良くなって体感的にパワーアップします。180SXではノーマルに比べて20psほどもUPします。これは凄いことですよね。
さて、エアクリーナーを交換するとパワー以外の面でよいことがいくつかあります。そのひとつが吸気音です。純正では極力この音を出さないように設計されていますが、社外のものはその機構が外されてエンジンが吸気する「シュー」という音が聞こえるようになります。低速では聞こえませんが、高速でエンジンに負荷がかかった状態ではこの音がでて非常にかっこよいです。まさにチューニングカー!という感じになります。また、軽量化もできます。純正のエアクリーナーBOXは意外に大きいものでかなりの重さになります。体感できるほどではありませんが、あるべきところに無いと「これは!」って感じになりますよね。
あとは狭いエンジンルームが広く感じたり見た目がかっこよくなることです。
でも実際はこの段階だけでは良いことばかりではありません。悪い点を次で紹介します。
コンピューターセッティング編
1.車のコンピューターって何?交換しなきゃだめ?
今の車にとってコンピューター(以降:ECU)は無くてはならないものになりました。それは車の技術が向上して、機械だけでは制御できなくなった為です。そこでECUが登場します。
ECUの仕事は車によってさまざまですが、180SXの場合、エンジンの管理から室内の設備に関することまでを行っています。特に重要なのはエンジンの管理で、エンジンの点火状態や水温に湯温を管理しているのです。さて、ではECUを交換するとどうなるのでしょう。そんな疑問を持つ人が非常に多いと思うのでここで解説しましょう。
先ほども行ったとおり、ECUはエンジンの管理を行うところです。つまり、管理状態を変えたり、パワーアップするような情報と書き換えたりすることでエンジンの性能がアップすることにつながります。ただし、車とは本来機械ですから、ECUを取り替えることで過激なパワーアップができるわけではありません。どちらかというと、パワーアップしたところを純正に加えてやるのがECUの交換、または書き換えといいます。
では、ECUはどのようなときに必要なのでしょうか。それはチューニングの内容によりますが、エンジンをいじれば確実にECUの書き換えが必要になります。それはそうですよね、純正のECUは純正のエンジンを管理することで作られていますので、それらが換わればうまく機能しなくなることは分かりますよね。
意外と多いのが、マフラーとエアクリーナーを変えただけの車。これは非常に危険な状態なんです。エアクリーナーの交換で純正よりも空気が入ります。そしてその空気はマフラーで排気されるわけですが、それも強化されています。となれば、ECUの強化も必要ではありませんか?
車によっては純正のままでも問題ない車はたくさんあります。しかし、180SXはもともと抑えられる目的でマフラーもエアクリーナーも変わっていたのですから、それに合わせたECUも抑えられて作られています。だとすれば、ECUは交換すべきですよね。
ちなみに、脅すわけではありませんが、180SXの場合。ECUを交換しないと燃費が非常に悪くなるはずです。これは燃調というものがかかわっているのですが、空気が普通よりも多く入ってくれば当然エンジンはノーマルよりも回ります。そこで純正のECUはそれに追いつくようにガソリンを噴射します。
ところがECUで記憶されている空気の量よりもはるかに多い空気が入ってきているので、ECUは混乱して緊急で多量のガソリンを噴射します。となれば、燃費が悪くなることもわかりますよね。そして、要らないガソリンが噴射されて燃えないで大気に開放されるので、非常にくさい排気ガスが出るようになります。ちなみにこのままだと、マフラー関係を破壊するだけではなく、残りかすがエンジンの中に溜まってしまい、最悪エンジンブローとなりますので危険ですよね。
ちなみにチューニングをして燃費が悪くなることは稀です。下手すれば純正よりも燃費が良くなることもあります。つまり、チューニングで燃費が悪いといっている人はECUを交換していないからでしょう。
エンジン別で見てみると、黒ヘッドというのはかなり余裕があるエンジンで、熱耐性も赤ヘッドよりかましです。しかもECUのセッティングが見直されていますので、給排気程度ならば変えなくても何とかなってしまう傾向があります。といいつつも上記のようなトラブルが発生していないわけではないはずなので変えるべきです。
次に赤ヘッドSR。給排気やったら変えなさい!!絶対です!!赤ヘッドのECUはかなりぎりぎりです。熱耐性も一番弱く、それでいて燃料セッティングもぎりぎり。なんで日産純正なのにこんなにぎりぎりなものを作ったんでしょうか?日産さんといわれまくったECUです。給排気でもマフラーまではどうにか持ちこたえられますがエアクリまで変えれば確実に排ガスが黒いまたはくさいはずです。まさにディーゼル車状態になりかねませんので変えるようにしてください。変えられないのであれば、エアクリは純正を使ってください。
そしてCAですが、CAはECUによる厳密な管理が行われているわけではないのでそれほど問題もなさそうに見えるのですが、どこかでごまかしているという感じですのでマフラーを変えたらここが壊れたとか、エアクリ変えたらここを変えたとか…まぁ〜悪循環が始まります。はじまる前に変えておいて損はないでしょう。
2.ECUで変わること
交換する目的がわかったと思いますので実際に交換しましょう。
といってもここまでくるとディーラーは相手にしてくれません。そこでチューニングショップに行くことになります。しかし、近くにチューニングショップが無かったり、行く勇気が無い人は雑誌の広告にあるような通販のECUを買って下さい。通信販売のECUは純正ではできなかった部分を追加して作られており、ECU内部の基盤も追加されたり変更されています。俗にこの段階を給排気チューニングといいますが、このレベルであれば通信販売で大丈夫です。ただし、このときに間違ってもブーストアップ仕様とか別のグレードのECUを買わないように気をつけてください。特に180SXの場合、同じSR20DETでも、赤ヘッドと黒ヘッドではECUの中身が違いますし、CA18エンジンとはまったく違います。
通信販売のECUを買うときにちゃんと自分の行ったチューニングの内容を説明して買うようにしてください。特に最近ではオートバックスなどの量販店でもECUを扱っていますので店の人に聞くこともいいですね。量販店ならばみなさんでも行きやすいでしょう。
ちなみに、お勧めの通販ECUを紹介します。(給排気チューンに限る)
HKS:F-CON系、通販ECUの中ではかなり高い部類に入りますが、このECUならばその先のチューニングにも対応しているので結果的には安く仕上がります。取り付け自体も非常に簡単なのでよいです。
アペックス:パワーFC、これも高い部類ですが、セッティングを自分でできるので人気が高いECUです。もちろんこの先のチューニングにも対応しているので良いですね。自分でセッティングするにはコマンダーというものが必要です。ちなみにこれはフルコンというもので、純正のECUに変わって取り付けます。私はコレを現車あわせで使います
K'sSPEED:K'sROM、これは九州のショップが販売しているECUで、通信販売が主に行われています。ブーストアップまで対応で意外と広いジャンルを持ち合わせています。ただし、タービンなどを変えたらおしまいなので注意です。でもこの値段なら納得かな?
マインズ:マインズROM、オートバックスなどで手に入るECUとして有名なのがマインズです。筑波サーキットの最速ラップをマインズ34Rが持っているように、かなりすごいチューニングショップです。そこが出すECUですからかなり信頼できます。値段はショップ系にしては高いですけど、性能に見合った値段ではないでしょうか。
3.燃調コントローラーとその限界
さて、私は上記でECUの変更を強く押してきましたが、実は給排気のみであれば燃調コントローラーというものがあるのです。これはつまりECUから別個に燃調を変更するというもの。一応これもECUチューンのひとつであります。ところが、私はこれをお勧めはしません。価格は確かに安く、導入するきっかけもあると思いますが、燃調コントローラーは、所詮「純正ECUをだます為の装置」ですから完全ではありません。確かに同じようにだます機械としてはブーストコントローラーもだます装置ですが、あれはだましているものが機械であって電気ではありません。これは電気よりも機械のほうがだましやすく、だましたとしてもリスクはそれほどではありません。
あと、私が燃調コントローラーを薦めないのは取り付けから設定までを自分がやる可能性が高いということです。まず取り付けとしてはECUからエレクトロタップなどを使って配線しますが、そこでミスをする人が多すぎる。これではエンジンを壊します。そして取扱説明書以上のことをやって無茶な設定をすることでエンジンを蝕みます。燃調の計算は説明書どおりやれば間違いありませんが、さらなるパワーを求めて過激な設定にする人がいます。上記でも言ったようにECUはパワーアップの道具ではありません。それを自覚していればこんなことは無いはずですが、実際はやる人が多いのです。
そして、私が燃調コントローラーを薦めないのは限界が早いという点です。燃調コントローラーは意外と値段張ります。だいたい4万円ぐらいでしょうか?それだけあればECU買えますよ。そして燃調コントローラーは給排気までしか対応できませんから、その先のチューニングには無駄な出費になります。
となればECU変更のほうが結果的にお得ですよね。しかし、お金が無くてとりあえず燃調を!という人にはいいです。あのくさい排ガスを出し続けているよりは本当にましです。エンジンを大事にしている証拠です。
チューニングは趣味ですから楽しまなくてはだめです。でも無駄な出費はしたくない。そんな人は早急にチューニングショップに行くことをお勧めします。そっちの方が無駄が無いですよ!
以上で給排気チューニングの完了です。これがすべてのラウンドで戦う為の下積みになります。ここをしっかりするだけでもかなり性能が変わりますのでしっかりやってください。
ちなみに、SR180SXの場合。メーカー公表値が205psですが、きちんとやれば給排気チューニングでも240ps出すことができます。(実証済み!!)古い車ですけど240も出ていればそれは凄いことです。今の車なんかよりも断然速いですよね。ここまでにするのは10万円程度ですから180SXかったらやりましょう。
ただし、ここまでやったら確実にメンテナンスが大事です。エアフィルターの交換や各種オイルの点検・交換。洗車も大事です。チューニングはメンテナンスの具合や量で寿命が決まります。
特に古い車ですから、配管の亀裂や経たりを見逃さないように注意してください。