セル
** オートエアコンの裏技 **

■エアコン故障って診断が・・・
誰あろう私の車はエアコン不調のまま4年放置しました。
大体場所はわかっているのですが、費用がかかるため放置してしまったんですがね。

でもそんなことでも普通にどこが壊れているのかなんてわからないもの。そこで・・・
ディーラーの整備要領書に記載されているエアコンの自己診断をしてみましょう。そうすれば貴方の車も原因がわかるかも

基本的に日産車の平成3年ぐらいから12年ぐらいまでのオートエアコン車はほとんどこの方法だと思います。自信なしwww

やり方は下の方法を参照

自己診断モードの入り方
「エンジン始動後、10秒以内にエアコンのOFFスイッチを5秒以上押し続ける。

普通のエアコン操作に切り替えたいときはエンジンを切るか【AC】ボタンを押せば戻ります。診断中いつでも可能です。

○STEP:1 「表示部のチェック」
エアコンパネルのすべてのLED(もしくは電球)がフル点灯します。つまり、ここで消えているライトがある場合は玉切れということですね。交換はエアコンパネルをはずせばできます。ただし、電球形状は特殊なためにディーラーでのみ入手可。

○STEP:2 「各センサー類のチェック」
STEP1の状態から【HOT】ボタンを一回押すとSTEP2のモードに移行します。

そこで表示される番号が重要です。

表示番号 センサー 断線時 ショート時
20
正常    
21
外気センサー異常 -60度以下 100度以上
22
内気センサー異常 -60度以下 100度以上
23
水温センサー異常 -50度以下 150度以上
24
吸気温センサー異常 -50度以下 100度以上
25
日射センサー異常 26kcal/mh以下 1138kcal/mh以上
26
PBRセンサー異常 4.9V以上 0.1V以下
27
冷媒温センサー異常 -50度以下 100度以上

上記表のとおり、20番であれば正常です。センサーには異常無しとなります。

断線時・ショート時とは、断線した場合は-60度としてエアコンが作動し、オートで動かすと設定温度に関わらずヒーターにあるなどの影響が発生します。診断の材料として認識してみてください。(もしくはセンサー単体テスト時に)

異常と診断された場合は、異常個所のセンサー点検が必要です。異常が複数ある場合はそれぞれ2回ずつ点灯して表示されます。センサー及び回路の配線がショートしている部分があると数字の前にマイナス(-)表示がされます。

暗い場所で診断を行うと日射センサー異常が必ず発生します。下記で説明します。

21番はバンパー裏、丁度純正ホーンの真下あたりにあるセンサーです。22番は室内・オーディオ本体の下についています。コレらがおかしいとオートエアコンコントロールが作動しても希望の温度が出てきません。

23番はエンジンにくっついています。ヒーターのタイミングを計ります。日産車のヒーターは、エンジン水温の循環によって発生する熱を室内に送る仕組みです。ただし、冷間始動時などにエンジンがまだ暖気されていない状態だとオーバークールになるためヒーター循環を止める役割をします。冷房には影響ないことが多いです。

25番はS13系だと助手席前のウィンドウ下にある黒い丸がそれです。日照状態を監視して、エアコンの風量をコントロールします。暗い場所でテストをするとこれが故障していると診断されるので番号表示されます。よって明るい場所でテストしてください。(蛍光灯ぐらいではダメみたいです)

26番、27番はエアコンユニットに関わるセンサーです。これが異常だと冷風そのものが一切出てきません。簡単に取り外せるものではないので、ディーラー入院決定です(笑)

○STEP:3 「モードドア位置のチェック」
STEP2の状態から【HOT】ボタンを一回押すとSTEP3のモードに移行します。

モードドア・・・とは、単純に吹き出し口がエアコンパネルと本当に一緒かどうか。吹き出しが正常に行われているかをチェックします。

表示番号 モード  
30 正常  
31 VENT異常 外気導入
32 B/L異常  
33 FOOT異常  
34 D/F異常  
35 DEF異常  

異常と表示された場合は、配線かモードドアアクチュエーターの不良が原因です。異常が複数ある場合はそれぞれ2回点滅します。ハーネスのコネクターが外れている場合のみ36番表示がされます。

このSTEP診断では機器の断線や電気的な故障のみ特定できます。実際の動作はSTEP4にて確認します。

S13系にはモードドアアクチュエーターが2個ついていますが、コレが結構壊れやすい代物です。当然部品として交換ができるのですが、取り外しが極めて難しい場所にあり、かなりの経験とコツがいるようです。(私もこいつが不良なのですが、場所は特定できてもはずせずにそのままです)整備要領書にも記載がありますが、あの方法では取り外しできません(笑)

○STEP:4 「各アクチュエーター作動点検チェック」
STEP3の状態から【HOT】ボタンを一回押すとSTEP4のモードに移行します。

このテストでは自分の感覚を使って、エアコンに設定されたプログラムどおりに風が出てきているかをチェックします。モードドアアクチュエーターの異常が原因の場合、STEP3よりもこちらのほうで異常を発見できるはずです。

STEP4に入るといきなり【41】と表示されますが、それで正常です。コレは異常検知ではなくモード番号です。下記表を参考に、正しく風が出てきているかをテストしましょう。

表示番号 インテークドア エアミックスドア モードドア ブロア コンプレッサー
マグネットクラッチ
コントロールバルブ
出力電圧
41
内気 フルコールド VENT 5V
ON
約1V
42
内気 フルコールド VENT 5V
ON
約4.5V
43
内気 フルコールド B/L 10.5V
ON
約2.5V
44
半外気 フルホット B/L 8.5V
ON
約2.5V
45
外気 フルホット FOOT 8.5V
ON
約4.5V
46
外気 フルホット D/F 8.5V
OFF
0V
47
外気 フルホット DEF 12V
ON
約2.5V

AMPボタン(送風変更)を押すとモードが切り替わり、42〜47・・・41とループします。何度かどうさせることできちんと変更動作をするかも確認しておきましょう。

表示と連動してエアコン諸機能のすべてが動作しますので、総合診断はこのSTEPを利用します。

○STEP:5 「各センサーの認識温度表示」
STEP4の状態から【HOT】ボタンを一回押すとSTEP5のモードに移行します。

このテストではSTEP2で確認したセンサーが「正確な」温度を認識しているかをチェックします。意外とセンサーは生きているのに、計測されている温度が違う・・・は、ありがちなので要チェックです。

このSTEPに入ると【5】と表示されます。(なんでこのSTEPだけSTEP番号が表示されるですかねwww)

AMPボタンを押すごとにセンサーが切り替わります。

外気センサー→内気センサー→吸媒センサー→冷媒センサー→【5】となります。

当然、実際の温度を違うな〜という場合は壊れてます。吸媒・冷媒センサーはエアコンコンデンサの温度です。水温や外気温で変化しますが・・・あまりここが壊れるという話は聞きません。壊れるとエアコン交換です(笑)

○STEP:6 「温度センサー補正」
STEP5の状態から【ファンスイッチ】ボタンを一回押すとSTEP6のモードに移行します。

AUTOと0.0度と表示されます。この状態で【HOT】【COOL】ボタンを押すと、0.5度刻みで-3から+3まで温度センサーのずれを補正することができます。この補正では、オートエアコンで25度に設定しても涼しくならない・・・というような場合に補正をしてやると、センサーは設定分マイナス(プラス)で認識しますので冷えるようになります。

あくまでも体感的な設定温度の調整用のようです。(ディーラーやガススタにいると夏場結構要望の多い依頼です)

次に【内外気切り替えボタン】を押すと、吸入口の記憶ができます。
ボタンを押すとAUTOの表示が消えますのでお好みでセレクトしてください。
再度AUTO表示が点灯すれば記憶したということになります。

STEP6の学習機能はバッテリーをはずすとリセットとなります。
学習機能が働かない場合は、運転席下のヒューズボックスのエアコンをチェックしてみてください。

以上でエアコン診断は終了です。エンジンを切るか【AC】ボタンを押して戻ります。

 

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